2月4日 5時2分 立春
立春になり、丙午年に入りました。2月は、庚寅月。
乙巳年が去り、丙午年へ。最強の火の組み合わせとされる「丙午」。今回は、丙午について解説したいと思います。最後までお読みいただけますとウマしです٩( ”ω” )و
まずは、「丙」(ひのえ)
五陽は皆陽にして丙を最となし、五陰は皆陰として癸を至となす。
【訳】
甲丙戊庚壬の五陽は皆陽干であって丙を陽の最たるものとし、乙丁己辛癸の五陰は皆陰干であって、癸を陰の至れるものとする。
訳註 滴天髄 劉 伯温著、竹中利貞訳註、平成5年、サン企画、p19
五つある陽干のなかでも丙は最も強い陽干で、陽中の陽だよと言っています。いいかえると、男のなかの男。真夏のサウナ!TUBE(笑)
性別限らず、男性性の中の男性性です
丙=陽の火
たとえば、トランプ大統領は丙年の午月生まれのひとで、第一印象の男らしさは丙の影響でしょう。丙は瞬間湯沸かし器にもたとえられ、感情のわかりやすさが特徴です。お祭り、パーティーなど賑やかなことが大好き、しかし、ネガティブに傾くと、興奮し怒りっぽくなり大小のトラブルを引き起こしてしまいます。神話でいうところの、ヒノカグツチや暴君スサノオですね。スサノオは最後にはヒーローになりますが。ヒノカグツチは、お母さんのイザナミを大火傷で死なせ、お父さんのイザナギに首をちょんぎられるから、「火」の結末はヒーローになるか、落ち武者のどちらかです。それほど、火は扱いが難しいのだと思う。
火の五行は「舌」を司り、火が生じる「土」は「口」をあらわします。良いこと悪いことは「口」から出入りしますよね(家では門や玄関)。陽の火となる今年は、不用意な発言がトラブルの元となるため「言葉(舌)」には特に気を付けるとか。
火は仁儀礼智信の「礼」にあたります
丙火は太陽に例えられるように、その勢力は猛烈であるから霜や雪も問題にしない。即ち冬の冷たい水も恐れないのである。火剋金とよく庚金を鍛錬するのであるが、辛金は苦手であって辛金に逢うと反って臆病になってしまう。土が多いときは火生土と慈愛の情を生じ、水の勢いが盛んなときは、水剋火と節度を明確にするのである。寅午戌(虎馬犬郷)の三合火局が揃って、天干に甲があるかまたは行運に甲が廻れば、丙火はますます旺じて炎上して自滅する。
訳註 滴天髄 劉 伯温著、竹中利貞訳註、平成5年、サン企画、p30
丙は水を恐れません。いらんこというボケ役は「いらんこというな!」というツッコミ役を恐れないというようなこと。また、辛金に出逢うと本来の強さは発揮されません。きれいな女性性にひとめぼれしてしまうから、男性性がよわっちくなるのです
天干に「甲」があり、地支に「寅」・「戌」がある命式の方は、「火」に関係する事象に気を付けてください、ということが書かれています。午は、寅と戌と強い火の根をつくるため。二人漫才から吉本新喜劇に変わるから、みんなのなかで自滅しないで、うまくずっこけなさいよ。ということ
では、次に「午」(うま。馬)
陽支は動にして且つ強とし、速達して災祥を顕わす。陰支は静にして且つ専とし、否泰は毎に経年す。
【訳】
陽の地支は動的であってその勢いは強く、速度が速いので結果が出るのが早く、吉凶の差をはっきり現わす。陰の地支は静的であってその気は純粋であり、天と地が交わって万物が通じるかどうか即ち吉凶は、常に年を経て次第に現れてくるのである。
訳註 滴天髄 劉 伯温著、竹中利貞訳註、平成5年、サン企画、p39
陽支は、子寅辰午申戌のこと。
午はせっかちで、行動は迅速かつ勇敢に邁進するとされます。一つのことにグワーッと突進していく力がある。
午=陽の火
陽干の丙と、陽支の午。いかがでしょう?
2026年、最強の火の年です。
「火」の五行がなにをあらわすかは、命式によります。
(羅列ですみませんが、「十神」はお一人おひとりの丙午年を知るための最低限必要な知識のため、下に挙げました。ご自分の日干は八字(命式)を出すアプリでも使えば、分かります(*ChatGPTは正確ではないからおススメしない!)
*日干(にっかん)とは、甲木の日うまれ、丙火の日うまれ…という風に、生まれた日がどの十干にあたり、どの五行にあたるかを知り、他の五行との関係をみるために最も必要な干で、「我」の部分にあたります。
・日干が甲→丙は食神
・日干が乙→丙は傷官
・日干が丙→丙は比肩
・日干が丁→丙は劫財
・日干が戊→丙は偏印
・日干が己→丙は正印
・日干が庚→丙は七殺
・日干が辛→丙は正官
・日干が壬→丙は偏財
・日干が癸→丙は正財
まずは、ご自分の日干を知ってみてください。
日干から他の干をみて当てはめる、これらのことを十神といいます。
たとえば、トランプ大統領は日干が己のひと。己にとって丙は正印です。トランプ大統領にとって2026年は、「正印」の年。
では、正印とはなにか?
象意:名声・気質・涵養
人物:貴人・先生・母親
性情:温分であること、目上からの優しさ、名誉を重視する、体面を大事にして守る、悪を隠して善をすすめる
長所:正しく徳を積む、優雅で気高い風格(・・・・・・)
短所:もたれかかる(人任せ)、生活が乱れ怠惰になりやすい、公私混同(・・・・・・)
女命八字學、陳文遥著、陽川理栄訳、2021、グッドセンス、p32
正印が悪く働くと、衝動的に行動したり、逆に、考えすぎて動けなくなったりと独りよがりの判断が起きます。”気を付けないといけない時期”の意味は「短所」が目立つ時期、特定の五行に偏りがある状態です。さらにミクロでみて最悪なことは「大事(用神)」が弱まることが起こること。
けれど「気を付けろ!」とだけ言われても…と思いませんか?悪いこと、欠点、短所をみつけて批判するのはかんたん
どうすればいいかしら?
(特殊な命式をのぞいて)四柱推命で大事なことは「調和」とされます。五行のバランスが偏ることなく調和することで、生きづらさを変える。あとは、人間関係も含む、環境です。大事(用神や喜神)が「火」のひとは、今年は良い年でしょう。そのためにさらに不要なもの(火を弱める)に対しての対策をするとさらによい。
逆に、「火」がしんどいひとは、もうあきらめましょう!(笑)ただ、ひとついえるのは、吉本新喜劇のように、みんなでずっこける時は、みんなでこける。みんなで泣く時はみんなでなく。独り、燃え尽きない年にする。
四柱推命における「火」には、熾火、晦火、熄火、滅火があります。(*熄火の読み方が定かではないのですが、おそらく「そっか」、「そくび・しょくび」かな)
・熾火とは、木が多い命で、金によって木を制する必要がある火(水が不要)
燃え盛る火。木や火は精神的エネルギーです。やる気や根性で乗り越えようとしてしまいます。何でも受け入れるのではなくやることやらないことを決め、他者の喜びのために邁進していくことが大事です
・晦火とは、土が多い命、金で土を漏気(土の気を弱める)し、木で土を制する必要がある火(土を生じる火と、土が不要)
土が多いと、火は暗くなります。現実的なことばかり、成果ばかりにとらわれて、やる気も起こらず、楽しみもなにもない状態になってしまいます。そうではなく、結果にとらわれず、新しいことに挑戦したり、夢や理想を描き、人にも自分にも優しい世界を目指すことをしていきましょう
・熄火とは、金が多い命、木で火を生じる必要があります(金が不要)
「ねばならない」という思考で行動する義務感の強いひとです。しがらみにとらわれて、本当にやりたいこと、心の底から笑うことを忘れがち。木と火は精神的エネルギー、心でみることを養い、強い精神力を身につけよう。まずは、ひとりでも楽しむということ、素直に気持ちを伝えてみるということを心掛けよう。じゃないと、身体に緊張がつづいてしんどくなってしまいます。自由に楽しもう。
・滅火とは、水多き命、土で水を制します(水を生じる金と、水が不要)
水が多くて火を消してしまいます。水は、恐れ。恐れないで。ようやく火がついた、希望がみえた。どうでもいい情報、どうでもいい噂、どうでもいい過去の話。もう、どうでもいい失敗。心底手放していい、過去の自分。「自分が世界を回してるんだ」というぐらいの強い気持ちで、現実をつくっていってください
今年、良い「火」は熄火だと思います。金の多いひとにとって今年は、だいぶらくになる年になるかもしれませんね。
私の火は、熾火なのでちょっとしんどそうな一年。だけど、晦火・滅火にとこととん嫌われ、熄火にたくさん好かれてきたので、「熄火」に苦しめられてきた人たちが幸せになるのなら、私にとっても良い年です。
どういうわけか、ひとは自分にはない火を灯す他者を羨みますが、自分にないならまずは、自分の火をよい火にすることが大事かなと思います。光の成り立ちは、神聖な火を守るひとです。おなじグループにいるひとたちが、おなじ火を守るひとになればよいのかもしれません。
おなじ光にいるひとたち(私なら、熾火のひと)と、一緒になる。そのためには、いまの自分はどんな火なんだろうか?何が必要なんだろうか?を四柱推命はそっと教えてくれます。
春のかすかな匂い、空を眺めながら。家族がただ一緒にいるのがいちばんの幸せだなぁと。「家族一緒にいられる幸せ、うまれてきてくれてありがとう。」を私は、これからもテーマにしていきたいと思います。
火旺じて財を強くする、土と水を沢山取り入れる。が私の、丙午です
今年のあなたは、何が必要ですか?鑑定では、お一人おひとりにとっての丙午年についても詳しくお話しいたします。
良き立春をお迎えください



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